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#67
組み合わせ
★☆☆☆☆

完全(無向)グラフの各辺に相異なる正の整数が割り当てられており, 以下の条件をみたす:

  • ちょうど 3 辺からなる任意の閉路について, ある 1 辺に割り当てられた数は, 残りの 2 辺に割り当てられた 2 数の和に等しい.

このとき, 適当に各頂点に実数を割り振ることで, 各辺に割り当てられた数が両端点に割り当てられた 2 数の差となるようにできることを示せ.

兒玉:主張は割と自然に見える
平山:帰納法とかどうせ回るやろ、知らんけど
兒玉:とりま一番長い辺を取る
平山:死ぬほど自明に見えてきた…
兒玉:終わりっぽい
平山:最長の固定すれば全部決まるじゃん
宿田:最も hogehoge なものを取る、の典型例か…
兒玉:それ
平山:残りの部分で矛盾しないこともすぐわかるのね

  • 工事中

グラフの頂点数が n であるとする. n3 のとき主張は明らかであるから, 以下 n4 とする.

グラフの頂点を v1,,vn とおき, 辺 vivj に割り当てられた数を f(vivj) で表す. 一般性を失わず, M=f(v1vn) が割り当てられた数の中で最大であるとしてよい. このとき i=2,,n1 に対し f(v1vi)+f(vivn)=M である.

以下, vif(v1vi) を割り当てる(ただし v1 には 0 を割り当てる)ことで条件が成立することを示そう. すなわち, 任意の 2i<jn1 に対し f(vivj)=|f(v1vi)f(v1vj)| であることを示せばよい.

ある i<j について f(vivj)=f(v1vi)+f(v1vj) であると仮定して矛盾を導く. このとき, |f(vivn)f(vjvn)|=|f(v1vi)f(v1vj)|f(v1vi)+f(v1vj)=f(vivj) より f(vivj)=f(vivn)+f(vjvn) であるが, このとき f(vivj)=f(vivn)+f(vjvn)=2Mf(v1vi)f(v1vj)=2Mf(vivj) より f(vivj)=M=f(v1vn) となり, 各辺に割り当てられた数が相異なる条件に反する.

余談. 各辺に割り当てられた数が相異なるとは限らないとき, 題意は成立しない. 反例を構成してみよ.